黄泉のてーおー
月組エリザベート観劇。
なんと、ムラに行くのは3ヶ月ぶり!!花の道で、女たちの群れに混ざるところから、テンション上がり始める。
先輩から、事前に酷評メールがきていたので、不安を抱えながらの観劇やったけれど、思ってた以上に良かったです。
何より、出演者の気合いの入りようがすごかった。さすがエリザ。
演出面では、沈黙や歌の語尾の伸ばし加減が、長くなってる箇所がいくつかあった。ちょっとだれるかなア。聞いてわかるとこじゃなくて、感じる部分でゆとりが欲しい(わかりにくいな…)
・サエコさん(彩輝)は、退団者オーラともいうべきものが出てた!今まで見たサエコさんの中で一番良かった。ダンスは微妙なとこもあったけど、歌はすごく力強くて、しっかりしてた。「愛と死の輪舞」が一番好きやった。ヴィジュアルはキレイすぎるー!!最後にシシィを抱きしめるとこの表情を見て、「ああきっと、これからもシシィ一筋なんやね」って思った。でも、アタシのベストトートはオサさん(春野)で、死ぬ時はオサトート(春野)に迎えに来てほしいけどなww
・麻子さん(瀬奈)は肩幅ひろ子… 何よりそう思った。思ったより、女の人やった。歌も、苦しそうなとこ(♪夢を詩に書き留め〜 のとことか)もあったけど、健闘してはった。でも、それと麻子さんがシシィをやるべきやったかは別問題で。やっぱり、男役の麻子さんが見たい!!だって、あの人本気でかっこいいんもん。娘役さんは、娘役としての型はできてるから、そこから内面を掘り下げていくんやろうけど、男役さんが娘役をやる場合、型から作らんといかんから、どうしても浅くなってしまう。
・ガイチさん(初風)は、こんなに受け身のお芝居もできるんやーと、惚れ直した。甘い声☆低音から高音まで、きっちり歌えはるしね。早くトップになってー!!
・きりやん(霧谷)は、予想通りのうまさ。でも、たまに気が抜けるよねw ルドルフの妄想戴冠式を腹抱えて笑ってたのは、気のせい??
・ゆうひさん(大空)は今回、一番残念やったかも(でも、大好き)。歌イマイチやし、歴代ルドに比べると、孤独とか悲しみとか、あんまり伝わってこなかった…美しかったけど。
・子ルド彩那さんは、歌がたまに微妙やったけど、かわいい☆「安らぎのない年月」のとこの、変な動きもかわいい。
・ちずさん(美々)は、文句なくうまかった!!やめはるのがもったいなすぎる!!顔怖かったけど、何て言うか怖キレイ。歌はめっちゃ上手やったし、インパクトもあった。ちっさいのに、パワフルなゾフィやった。エトワールもすごかった!!
・リヒテンシュタインのるいるい(紫城)は、低音もかわい声や。地味な役やけど、華やかやった。
・あーちゃん(花瀬)はかわいい☆☆シシィじゃあかんかったんかなー??歌えるのに…
・エリさん(嘉月)は金髪ヴォルフやった。ベル・ワットリングの赤毛が染めた赤であるように、ヴォルフの金髪も染めた色。偽物くさくて、世間からはみ出してる感じがよく出てた。娼婦ちゃんたちはかわいかったー。すずなさん(穂月)さんとか。
・男役ばっかの黒天使の中で、あいあい(城咲)がバリバリ踊ってるのが、すげえかっこよかった。マデレーネもキレイやったし。スタイルいいなっ!!それにしても、黒天使が、あいあい以外わからなくて、プチショック。龍真咲くんとかいるはずやのに…
・シュバルツェンベルクの楠さんが、歌うまくてよかった!宝塚版では1位かも!東宝版の塚田さんともいい勝負。
・ヴィン嬢たまこさん(椎名)、スチールが花組の姿央みやびちゃんに見えた。舞台姿は、いっちゃってたなア。っつーか、ヤセた?ひとしきり暴れた後の虚脱感。横にいた女の患者は誰やったんやろう??
・草風ななちゃん、妃乃あんじちゃん、美夢ひまりちゃんetcかわいこちゃんたち。天野ほたる嬢美人さん。
・気になる青葉みちるさん、♪あの娘は 落としたのとこの歌があり。かわいい感じの娘役さんではないけれど、脇で活躍してほしいなー(月バウ良かったしね)。
・フィナーレのダンスで、ゆうひさんを見ていたら、その後ろの越乃氏にまんまと捕まり、ずっと目が離せませんでした。あの人、なほったなんかじゃない。きっと、本名も越乃リュウだ。
・革命家たちと死刑囚の母は、ちょっと印象薄いかなー。花版が濃かったこともあり(だって、蘭とむくんたちに、つうさんだゼ?)。
・とはいえ、良かったです。さすがエリザ(2回目)