なんと、なんと、なんと

 ギャー、寝坊遅刻!!20分も遅れて宝塚へ。雪組さんを観るのは2年ぶり(『春ふたたび』以来w『春麗の淡き光に』のトラウマゆえか?)な『さすらいの果てに』。しばらく観ないうちに、若手さんが育ってはるなー。
 
 ・ストーリーは、クレイトン大尉は結局あんまり出てこなかったとか、連隊は常に3人しかいないのかとか、火薬庫爆破早っ!とか、ツッコミどころはあったけど、良くも悪くも単純で、わかりやすい話やった。オギー作品みたいに、色々考えるのもいいけど、たまにはこういうのもいいかなと。主人公はかっこいい、ヒロインはかわいい、脇も素敵、事件もそこそこ起こるし。壮くん以下、「男役かっこよく、娘役かわいく」やったのも良かったです。何か、星組ばっかり集中して見がちやから、雪組の「みんなフェアリー」感が新鮮やった。星組ギラギラしてるからさー。

 ・壮くんは、いつの間にやらこんなにかっこよくなって… 病院シーンの白シャツとラストのスーツが似合ってて素敵やった。ジェフリーは少し屈折してて(父に対する思いから派生して)、自分を責めがちな役やったけど、壮くんのどこか影のある感じにとても合ってたと思う。うん、すごくかっこよかったんよ!!借金取りに絡まれた村の娘を助けるけど、それは「助けてあげよう」っていう気持ちに加え、「どうにでもなれ、俺」っていう捨て鉢な感じが窺える。目が挑戦的なんよね。エレノアに「生まれてきていけないわけなんてない」←?っみたいなことを言われて、励まされるけど、父の死に対する負い目が完全に払拭されたわけじゃない。そんな彼が生きる希望を見出したのは、エドウィン中尉の死に接してからだと思う。命を投げ出してまで、自分を救ってくれた=エドウィンにとって、ジェフリーは価値のある命なんだということが、実感できたのだと。男の友情メインな話ですな。エレノアはぼんやりとした支えの気がする。

 ・リサちゃん(涼花)は、柔らかい感じですごくかわいかった☆ドレスも似合ってたし。何となく、キツイイメージがあったんやけど(何でやろ?)、しっとりしてて、ジェフリーを思う気持ちが伝わってきた。しどころない役やったけど…

 ・ナキアは神麗華さん。ちょっとファルセットがかすかすかな。。結構目力がある人やなと思った。ダンサーやから、動きがきれい。ナキアとエドウィンのシーンは、美しくて、なんかもの悲しくて(たぶん幸せになれんよなーていうのが、何となくわかる)好きやった。

 ・クレイトンは緒月くん。何か特徴ある顔立ちよね。「フンッ」って感じ。顔濃いのか?オールバックより、病院シーンのバサバサした髪型が好き。学年の割りに存在感あるなー。でーんとした感じ。

 ・谷やん(谷)、美人さんやのに、お化粧微妙かも。声もまだ作れてないかも。動きも女の子チック(っつーか、姿勢悪い?でもダンサーのはず。ダンサー=姿勢いいみたいなイメージが)かも。でも好きよ☆ちょっとかわいいキャラで、ジェフリーに手紙を持ってって、にーって笑うとこが、ほんとかわいかった。

 ・リディアの夢華あやりさんは、モモさん(百花)にちょっと似てるかも。アゴ?←失礼な。歌声がよく通る人やった。

 ・森咲さんは落ち着いた感じ。花緒さんは、ひよりちゃん(湖咲)にちょっと似てる。丸顔・白帆さんは、結構いい声やった。

 ・クレアの大月さゆさん、おいしい役やった。あったかくて、優しくて、ジェフリーに好意を持つ看護婦さん。ソロもあったしね。ミリちゃん(貴咲)みたいな感じ。

 ・ゆうちゃんさん(汝鳥)は別格。威厳があった。

 ・今回のだだハマリはTERU(凰稀)!!何!?超かっけー!胸元はだけた軍服(いや、1番上を外してるくらいやねんけどね)がハマる、ハマる。背高いから、舞台映えするし、顔も愁いを秘めた(強がってる感じもあったり)美人さん。声も、ロマパリのビデオからめっちゃ成長してて、低くてかっこいい!エドウィン自体、無頼漢で魅力的な人物なんやけど、TERUの魅力で素敵さ増やわ。ナキアを抱き寄せるとこも、キャー、あたしをみたいなww エドウィン、死んじゃうのよ。。あー、ナキアをイギリスに連れて帰れなくなっちゃった。。悲しい。

 ・プチフィナーレでは、TERUと緒月が対で歌ってはって、超素敵やった。TERU、緒月、リサちゃん、谷やんは同期ですな。次の雪大劇は行くぞ!!