ウドじゃねえ、うのだ!

 出勤する時より早起きして、宝塚へ(アホか)。大阪方面行きの電車は、混んでるなー。

 ウメちゃん(陽月)を見たのに、勇気がなくて、手紙渡せんかったよー。。ワタシのバカ… 瞳子さん(安蘭)としのぶさんはスカジャン着てはった。ワタシも春先買おうか迷ったんよねー。

 ・何で星組に植田作品に当たるねん!!と思った気持ちは、幾分薄らいだけど、ワタさん(湖月)ダンちゃん(檀)の絡みが少ない上に、ダンちゃんは出番自体が少ない… 男の友情物語としては感動したけど、ダンちゃん、サヨナラやのにさー。

 ・精霊流しの集団にまぎれて逃げる伊佐次を、卯之助が追うシーンは、胸が苦しくなった。まいまい(仙堂)の美声、精霊流しの人々のコーラス、そして足を引きずりながら走る卯之助。それらが、ワタシの頭の中で絡みあって、何か泣けてきた(アホですから)。ワタさんの、苦しい、悲しい表情がすごく好きなのです。上手く説明できないけど、男役の型の中にあっても、とても人間くさいから。ワタさんは、太陽の申し子*1やのに、「陰」な役をやると、暗さが引き立つ。お芝居が丁寧で、さすがワタさん!

 ・トドさん(轟)も演技派やった。凶状持ちで、無頼な感じがよく表れてた。声のしゃがれ具合とかね。

 ・ダンちゃんは、出番少ない、セリフも少ない。。でも、ほんとに匂いたつような色気(襟足とか)で、美しい芸者さんやった。「伊佐さん、堪忍な」って言ってから、もう出てこないのよ。あんまりや。もっと気の強いところを見せたり、しっとりラブシーンがあったら良かったのになー。

 ・瞳子さんは、ダンちゃん退場よりも早く死んでしまう。でも、らしゃは濃密な時間を舞台て生きた。♪ナンナン長崎しぐれ坂〜 瞳子さんの歌は、めちゃめちゃ上手で、それは今更言うまでもないんやけど、上手さに加え、その情景(今回は雨)を感じさせてくれはる。らしゃの臨終の場面、苦しくて、声が高く、細くなっていく様が、早まったことをした後悔と、もっと生きたいっていう叫びのようやった。となみちゃん(白羽)のカップルっぷりもよく似合ってた。

 ・となみちゃんはかわいいなー(デレ)。「らしゃー」って語尾が上がる長崎弁がかわいくて。一人星娘じゃない勢いでかわいかった。いや、コトコト(琴)もかわいかった。ウメちゃんも頑張ってかわいかったw らしゃと伊佐の口論の場面のむくれ具合が、かわいくなさすぎてオモロやった。ふくれ過ぎやww

 ・ミエコ先生(松本)降臨。年取らはらへんなー(驚)。この役を新公でウメちゃんがやるかと思うとドキドキ。

 ・まとぶん(真飛)のカツラ、どんだけすごいんかと思ってたけど、全然アリ判定。つっぱり感は1番やった。やっぱりしゃがれやねんなー。花組行かんといてー!!

 ・涼さんは、破戒僧か?五分刈りのカツラでも、シースルーの袈裟でも素敵ですわー(盲目)。伊佐次に怒られて酒をかけられるとこが自然な感じで上手やった。無骨な感じの涼さんって新鮮☆

 ・ちえさん(柚希)はゴツかった。骨太そう。

 ・伊佐さん以下、4人は、登場しただけでボリューミー。やのに、唐人屋敷のチャイナ娘さん(パンツもはいてるけど)まで出てきてすごいことに。エレナ様(星風)似合いすぎです。

 ・まいまいの歌がいっぱい聴けた。お芝居でも絡んでほしかったなー。

 ・ユズミさん(万里)の李花。色っぽくて、でもいじらしくて、素敵やったわ。チャイナ似合うなー。2回もしばかれてかわいそう…

 ・組長はいつもあったかいお芝居しはるよね。

 ・しいちゃん(立樹)は同心舘岡。直情的で、周りにウザがられてる感じがよく出てた。しいちゃんは真っ直ぐやね。武市半平太テイスト。

 ・役人仲間は、まゆみさん(にしき)ますちん(紫蘭)おかっち(嶺)ゆかりさん(綺華)。やったー、おかっちに結構セリフがあるよ!こなれてない感があるけど、そんなおかっちが好き☆最後まで頑張って(公演パンフのメッセージに泣いたオレ)。

 ・ゆかりさんの声が安定しててびっくり。怖いもんナシじゃねェか!青天でも美人さん。

 ・まゆみさんは、何年も長崎にいる役人の地域密着感が表れてた。袖の下とかもらってそうw

 ・今回のベスト助演の一人は、ますちん。すごく上手やった。新参役人(舘岡)のはりきりようを苦々しく思う感じが伝わってきた。もっと使われるべきやわ!

 ・もう一人は、ぼらのエンディさん(高央)。小者感表れまくり。時代劇に出てきそう。命乞いする場面の必死さとか。卯之助を小馬鹿にして、舘岡にへいこらしてる感じとか、あー、こんな奴いそうって思ったよ。


 眠いから、ショーのこととかみきちぐ(美稀)のことは明日書きます。

*1:ジュリさん(樹里)しいちゃんもこのカテゴリーかなー。