伝統!伝統!

 もう1月も終わろうとしている中、敢えて2005年(の観劇記録)を振り返ろうという果敢な挑戦!(ああ一人盛り上がり)ということで、勝手にやっときます。
 それにしても、42回の観劇回数のうち(同じのを何回も観たりしているので…)、宝塚が32回とは。黄色いチケットの半券が大量に手元にあるもん。頑張ったワタシ。因みに、一番多い組は(もちろん)星組で11回でした。
 では、印象に残った舞台を。

<幸せの庭で頂いた、ひとときの夢> 『Le Petit jardin』(宙バウ)
 通った数(A、B班併せて5回。担当組じゃないのに)からして、ハマりようがわかってしまうね。アランにときめき(ワタシ、セシルになりたい!)、セシルの孤独に切なくなり、エリーヌの片想い(超切ねェ!)にきゅんきゅんし、ロワゾー夫妻に笑い、涙し… 乙女心(え?)が刺激されまくり。下級生まで通し役が与えられ、頑張っている様子も観てて気持ち良かった。ほんと、景子先生に乾杯。パレルモも良かったけど、バウの方が好きでした。

<パリ、そして最果ての赤い街> 『マラケシュ・紅の墓標』(花組
 観終わってから、ぐるぐるいろんな事を考えた。登場人物がみんな悲しすぎてねー。でも、ほとんどの人たちは何かしらの未来に向かって歩いていくのだけれど(レオンは死んじゃったけど)、ルドヴィークは、心をパリに残したまま、どこへも行けないんだと思った時、ますます悲しくなった。オリガとなら、新しい道を拓けたのかもしれないけれど、彼は自らその道を断ってしまったのだし。ほーら、またぐるぐる。オギーの作品好きなのです。今年のショーも楽しみや。

<何も変わっちゃいない、そうこの世界こそが> 『王家に捧ぐ歌』(星組
 ウメちゃんのソロすごつよダンスも、兵士の男前っぷりもあまりに素敵(まずそこか)。再演されて良かった。星組のクドさ(最高に誉め言葉)と熱さを存分に堪能できて、幸せな公演でございました。

<ラララ 暗転してくーださーい> 『夏の夜の夢』(HEP HALL THEATER14)
 こんなに舞台観て笑ったのは久しぶりっていうくらい、ほんとにお腹が痛くなるくらい笑った。出演者さんたちが、個性的な方たち(特に脇役)ばかりで、小劇場のお芝居って面白いなーと今更思った。そして、シェイクスピアはすげェや。

<動乱のパリでああ無情> 『レ・ミゼラブル』(東宝ミュージカル)
 何で今まで観なかったのかなー。もう。ジェットコースターミュージカルと呼んでいいくらい、ぽんぽん話が進んでいくけれど(レミゼ観まくった後にベルばら観ると、あまりのとろさにびっくりする)、歌もいいし、ドラマティックで大好きでした。名古屋楽しみ。ほんとに楽しみ。

<俺はジャベール、忘れるなよ> 鈴木綜馬さん(レミゼ
 ジャベールの綜馬さんが、相当素敵やった。うーん、ベルベットボイス。歌ばっかのミュージカルだと、あの美声が最大限に生かされるからいいなー。ジャベールの何だか頑なな感じも合ってました。因みに、女性のベルベットボイスは美々杏里さん(『愛のソナタ』のマリー・テレーズの時)。

<やっぱりセシルになりたい>遼河はるひさん(宙バウ)
 悠未さんも良かったけど、あひさんは相当かっこよかった。ありえない包容力と優しさ。あんな男いるわけない。でもいたらいいなー(乙女モード)(口開け涎)。宝塚でしか息づかせられない、夢のような男性やった。でも、あひさん『炎に口づけを』では、十把一絡げなジプシー役で、ほとんどセリフがなくて残念やった。

<カモン、オオサカ!>雪組全ツ
と叫んだコムさん。漢前すぎた。


 何が言いたいのかわからなくなってきたので、寝ます。今年もいっぱい舞台観るぞー!!