誰も信じてはならない(ネタバレしすぎですよ)

grandrevue2006-03-30

 時間ギリギリやわ、お腹は痛いわで焦りつつ宙組公演に滑り込み。2階もほぼ満席。タカハナラストステージやもんねー。
 ・タカコさんが、ちゃんと舞台に立ててはって、ほんと良かった。
 ・2人の恋に、何だか不完全燃焼感(むしろ、恋なんて始まってないのかも!)が残るのは、「同志感」が強いからか。でも、タカハナのその「同志感」がワタシは好きです。
 ・帰りの電車で近くにいたおばちゃんも言ってはったけど、何となく『プラハの春』に似てる。民衆の運動(ああ、レミっぽくもある)(出たよ)とそれを傍で見る(記録する)者。違いは、今作では男は共に戦い、女は生きて伝えることを選んだ点か。あと、小池先生繋がりで、『カスミラ』ともちょっと似てる。アリアーヌとテイラー/キャサリンアギラールの関係とか、血生臭くない死に方とか。
 ・今更ながら、ハナちゃんは結構現代的なとこも持ち味やったんやなーと。もちろん、お姫様も超似合う人なことに変わりはないけれど。グンちゃんまではいかなくとも、自立した女性が似合う。いや、ハナちゃんの「頭でっかちで理想主義のお嬢さんが、現実を見て成長していく」っていう姿が好きだってことを言いたいだけですから(わかりにくい)。
 ・デュエットダンスを見ると、2人ラブラブでほんと幸せそう。
 ・タカコさんは、満たされてない感じがいいよね☆
 ・タニさん、全作と似た役どころで使われ方がもったいないなー。アギラールをやる道はなかったんやろうか。
 ・そのアギラールはあひさん。黒くて、自分勝手で頑張ってはったけど、もうちょっと何かが足りないのです。歌うと優しい感じとか気になる。セリフは力強くていいんやけど。それにしても、死に方が… コマロフの銃、変な音したね。
 ・ソルさん(磯野)は、どう考えても邪魔な奴を、さっさと始末してしまう冷静さが怖かった。こういうソルさん好きー!
 ・オリンピア仲間では、長身ダンサーのすっしーさん&ともちん(あっ)がかっこよかったです。でも密かに、エリコちゃん(七帆)が目をひくなー。表情が、たまに切なくて。
 ・1幕終わり、キャミさん(毬穂)が泣いてはった気がして、ワタシも泣けた。アニータも情感あふれてて、いい役者さんやなーと。美人さんやし。退団が残念すぎる…
 ・またも、たっちん(和音)の歌が素晴らしい!音が正確、声がきれいだけじゃなく、ドラマがあるもん。今回は力強くて、芯があって。見てると、ミュージカルやーって思った。
 ・たまさん(天羽)&じんさん(風莉)にも長いソロがあって嬉しかった。実力ある人は使われるべき!それにしても、この2人は去年のバウでやっと日の目を見た感じやね(ワタシもこんな歌える人らやって知らんかった)。
 ・そして、群衆コーラスの素晴らしさ。うまいねー。穿った見方をすれば、トップ至上であるがゆえ、その他大勢に追いやられることが多いから、アンサンブルが強化されるんやろうけど(今回もあおいさんとかみきさんは、歌えるのにもったいないと思う)、それにしてもちゃんと声もそろってて、迫力があった。特に、2幕のPSUC VS POUMのとこの娘役コーラス。すごかったわ。
 ・フィナーレの群舞で、いりすくんが6人口くらいに入ってて嬉しかった。
 ・初舞台生ロケットは、ちょっと短かった気がする。かわいかった。頑張れ!
 ・もうすぐ花のみちの桜も咲きそう。