I am what I am

ハロルド寛大。ワタシなら、あんだけキャサリンにひどいこと言われたら、「もういいわ!」ってなると思う。ノート燃やしてやるわ。でも、ワタシが思ってる以上にキャサリンは傷ついて疲れてるのだろう。父の証明したものは、何じゃそら?っていう意味不明のものだし。その意味不明の証明を、これからやっていくぞと父に言われた時の、彼女の心の内なんて、ワタシには計り知れないよ。偉大だった父の変わり様を、改めて思い知らされた時(雪の庭のシーン)の、キャサリンの泣き笑いが悲しかった。病気の数学者というと『博士の愛した数式』が思い出されるなー(映画見てないけど)。グゥイネス・パルトロワは折れそうやった。最後に「生きよう」てナレーションが入って、ホッとしたよ。父親役は、アンソニー・ホプキンスでした。ハロルド役の人は、『ドニー・ダーコ』(ワタシよくわからなかった)に主演してたみたい。見てないけど、『ブロークバック・マウンテン』にも出てはるんやね。
元は舞台作品らしい。調べたら、2001年の最優秀演劇作品賞受賞してた!

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おもしろおかしい映画かと思ってたら、結構キツイ事件がいくつも起きる。小さなエピソードごとに章立てしてあるので、1つの事件に対してスポットが当てられるわけじゃないけど。友人の死(しかも2人も)、ディスコでテロに遭う→テロリストに間違われ取り調べ、変な人に殺されかける…って!ラスト15分切ったとこでまたも非常事態。淡々と語られるストーリーの根っこにアイルランド問題が見え隠れ。ワタシが知らないだけか?こんなにも、まだ悪いの?
キリアン・マーフィーの目は吸い込まれそう。女装も美しい。