『裏切りの街』(@森之宮ピロティホール)

http://www.parco-play.com/web/play/uragiri/(音出ます)
森ピロでプロの公演を観るのは何気に初めて(他大学の合唱の舞台は何度か観たし、自分らも立ったけどね)。建物が黄色くて驚く。客層が若めでした(宝塚とかミュージカルはお姉さんが多いからな)。
・ツーショットダイアルで出会ったフリーターと人妻(田中圭秋山菜津子)の関係がダラダラ続く話でした。彼女(安藤サクラ)と夫(松尾スズキ)も絡んできたり。
・もうちょっと小さい劇場向けかもね(でも小さい舞台ではセットが無理か)。空虚さと濃密さが入り混じって空虚さが勝った感じ。作・演出は、ポツドール三浦大輔さん(観たことないけど、今時の若者の愛とセックスを描くっていうイメージ)暗転から女の人の喘ぎ声で始まるという。秋山さんのお尻も見ちゃったし。おかんと行かなくて良かったw(気まずい)
・タイトルどおり、全員が相手を裏切ってて(浮気してて)虚しい。「本当のことはひとつじゃない」(妻には愛情を注いでるけど、浮気してる時は妻のことなんかどうでもいいって思う。両方ほんと。)っていうセリフがあって、確かにそうかもしれんけど、それで自分を正当化してるのは腹立つ(松尾スズキ氏の不思議な存在感のおかげで、ちょっとおもしろな感じになってたけど)。
・ラストの冬のシーンはちょっと冗長かも。ほんま、オマエらダラダラ続くのな!っていうのはよくわかったけど。
田中圭の役がダメすぎた。彼女のヒモなうえ、人妻と浮気ってさー(彼女も浮気してるから、そこはどっちもどっちだけど)。彼女に浮気を疑われ、もっと女っぽくしろ、お前の服がダサくて一緒に歩くの恥ずかしいって逆ギレするとこが、最高にかっこ悪かった。彼女には、「ユウちゃんがちゃんとしないから、私は服とか買えないんじゃん」って言い返されるの。ぐうの音も出ないよね。
・秋山さんはきれいでした。妹(江口のりこさん)に「大人しそうに見えるけど、プライド高くて、性格悪い」って評されてたけど、現状に満足してない感が出てました。
・松尾氏がおもろいけど、薄ら寒くてちょっと怖かったです。
ブラマヨとかM−1のくだりは笑えました☆
・カテコで音楽を担当した銀杏BOYZの峯田さんのテーマ曲演奏がありました。銀杏ファンもいたのかなー?