『TRAFALGAR/ファンキー・サンシャイン』(宝塚宙組@宝塚大劇場)

・端っこやったので、最初は音がおかしくてどうしようかと(慣れたけど)。
・失礼ながら芝居もショーも全然期待してなかったけど、思ってたより全然よかったです。時代はちょっと違うけど、同じく吉正が海軍の話を描いた『エル・アルコン−鷹』より好きでした。(とか言いつつ私は好きですとか書いてる当時の感想→http://d.hatena.ne.jp/grandrevue/20071130#p1
・海軍のビジュアル良すぎるやろ。何このブロンドのロン毛(一つに結ぶやつね)が似合う集団!プロローグからニヤニヤするわ。ゆひさん、めちゃめちゃかっこよかったよ。惚れる!スマートなのに、男気。絶対イギリス人よりかっこいいと思う。ゆひさんといえば、けだるさが持ち味というイメージだったけど、ネルソンのような祖国への忠誠心が強い役もハマるなー。それにしても、「誠の義」ってそこだけ大河みたいw
・すみかちゃんのなまめかしさと母性。お嬢様イメージだったけど、人妻も似合う。美しい。感情がとめどなくあふれ出してて、この人は愛のために死ぬなと思えた(それって宝塚女優)。「あなたのいない新世紀なんていらない。」はグッときた。
・指先で風向きを見るともちん(ツボ)。子供に絡まれるともちん(ツボ)。背が高すぎて、ご婦人とうまく踊れてないともちん(ツボ)。いや、頼れる部下って感じでたいそうかっこよかったよ。
・とむはすっとしてました。超肉布団入れてくるかと思ったけど、それはなく。ゆひさんと対峙するとこかっこよかったです。いつみ姉さんを前にしても堂々としてるとこはナイス!
・みっちゃんは屈折してるのか、歪んでるのか…ほんとはエマを愛してる設定ならいいなー。食事会の場面は、こいつ最悪やって思ったけどw笑い出すなんて超悪趣味(因みに、この場面の苛立つゆひさんは超かっこいいです)。
・すずさん、ケツアゴですか?それともヒゲ?どっちでもいいけど、ネルソンのこと大好きだよね!
・アリスが母親。こんな嫌な役もできるんやなー(フランシスの描かれ方はあんまり好きじゃないけど)。これで退団とはもったいない…
・いつみ姉さんも出撃すればいいのに!(超強そう)まさかの王妃役でした。あんなに歌ってるの初めて見た。
・あおいさんが、赤ちゃんを抱いて歌う場面が光が降り注いでいるようで美しかったです。歌も上手やしなー。
・幕切れがすごくキレイでした。祈るようにネルソンは膝を折り、背を向ける。「愛するものを守る」ために戦うのは聞こえがいいけど、戦争に大義などない。

・ショーは梅雨を吹っ飛ばす勢いの、これでもか太陽攻勢。まぶしい。
・「太陽族」の場面でAラインワンピ+ポニーテールの娘役ちゃんたちが、透明なギターかきならしながらセリ上がるとこは、石田tナイス!って思いました。ああいう感じダイスキ。しかもセンターあこ姉だよ。
・鉄壁の上級生コーラス(カルテット)は得難い。
・ひまわりの場面かわいかったよー。ゆひさんがすみかちゃんに「かわいいー」っていうのがかわいいみたいな←死ネ。いやすみかちゃんもかわいいし。
サンライズのとこで、すずさんきた。ヤバイくらいかっこいい。キレッキレのダンス。水を得た魚って感じで生き生きしてはるのです。
・ともちんは軍服似合うなー(芝居もショーも)。太陽の戦士のとこは、ラストのゆひすみのあなたしかいない具合にわーってなる。
七瀬りりこちゃんは歌うますぎ。エトワールいけるやん。

トラファルガー広場にて。このライオンの後ろに写ってる土台の上の方に、ネルソンの像がありました(高い)。