『Les Miserables』at Broadhurst Theatre


 なんでまた、NYに来たかというと、レミゼが再演されてるからです。この旅最大の目的なのに、時間間違えて30分遅刻。死。着いたら、ファンティーヌが死にかけてました。ううっ。
気を取り直して観劇。いやー、やっぱりレミゼはいいネ!(東宝版の)CDガンガン聴いて、劇場も通ったから内容ばっちりやし。
・バルジャンは弱冠27歳(!)(マリウス役と同い年やってよ)のAlexander Gemignani。どうなんやろうと思ってたけど、年齢なんて関係ないんやと思うくらい素晴らしかった。「Bring Him Home」は神様が歌ってるんやと思った(うっとり)。あんなに美しい「Bring〜」は聴いたことないよ。客席もすごい歓声で、ブラボーの嵐。ブロードウェイってすごい。
・ジャベールはNorm lewis。黒人の方やった。誰よりも強そうなジャベww絶対バルジャンなんて一撃で倒すと思うよ(日本のジャベはすっとしてるよね。岡さんとか岡さんとか)。この方も歌うまーい。「Stars」最高。あと、いい人そうでした。優しそう。
・ガブちゃんめっさかわいかった。あんなかわいい子を殺すなんて、ほんまに政府軍最低。♪チビ犬でも〜 のとこは、♪みんな気をつけろ〜 のメロディを歌ってた。
・マリウスは全然かっこよくなくて、むしろ伊藤淳史さん似?なAdam Jacobs(失礼だよ)。でも、それくらいのかっこ悪さでいいと思う。日本のマリウスはかっこよすぎるねん。コゼットもエポニーヌも、何でこんな奴好きやねんくらいの勢いでいいと思う。横の人、「A Little Fall of Rain」で笑ってはった。やっぱりマリウスが…
・エポニーヌはちっさくてみじめで、切なかった。Celia Keenen-Bolger、上手でした。終演後、楽屋口で見かけたらちっさくてかわいかったです。っつーか、あのままの顔なんやなー。
・コゼットもかわいいvvラストはコゼットが泣きながら頑張って歌ってるのに泣けた。
・アンジョ素敵でした☆くるくるパーマ(はっ、道明寺?)。アンジョはかっこよくないと嫌なんですけど、Aaron Lazarはスタイルも良くて、歌も良くてvv(妹は好みじゃないって言ってたけど)HPあるよ→http://www.aaronlazar.com/index.htm
・全米に眼鏡男子旋風が巻き起こったら、智将コンブフェールの時代が来るのに…!
・ グランテールは、伊藤俊彦さんも阿部裕さんもがっちりしてる方なので、そんなイメージやったのですが、BW版は違いました!Drew Sarichは、ロン毛でひょろっと長い。ああ、でもグランテールでした。オダジョを長くしたみたいな方です(日本でもオダジョがやればいいのに)。ガブちゃん死んでからは、日本版みたいに慟哭する感じではないけど、赤い布を握りしめて、じっと座ってる姿が印象的。あと、「Drink With Me」で、マリウスがコゼット、コゼットって歌い出したら、「またかよ、コイツ」みたいな感じで離れていくのがツボやった。酔いどれにまでウザがられるマリウスって。。
・テナルディエはGary Beach。うほー、本物!(映画の『プロデューサーズ』でゲイの演出家やってはる人です。舞台版でもオリジナルキャストやったはず)初めてテナルディエを面白いと思った。嫌なやつやけど、憎めないっていうのがハマる。でも、ちょっと怖いんですよねー。テナルディエってそんな感じやもんね。テナルディエ夫人のJenny gallowayは、序盤もっとはっちゃけて良いかもーって思ったけど、十分でしたw結婚式のドレスは短すぎてずるい。
・Lazor氏のウェイターは、モーツアルトヅラに丸眼鏡。素敵v
・アンサンブルは日本より揃ってたよねーby妹。
・ああ、でもファンティーヌが… ちゃんと聴いたのは、最後の昇天のとこだけやったけど、声がハスキーすぎて…むしろガラガラやん。。あそこはクリアな声で聴きたかった。残念Daphne Rubin-Vega。トシ・カプチーノ氏じゃないけど、関係者出てこいやわ。
・ともあれ、良い舞台やった。カテコのバルジャンにものすごい拍手と歓声!