ニューホライズン

宙組が宇宙なら、ブリリアントようこちゃん(作為)は太陽で月。太陽の光で輝き、更に自らも輝くことができるなんて素晴らしすぎるじゃないか!
いきなりキモいですが、新生宙組の公演を観てきました。

・ウメちゃんはかわいくて、きれいで、かっこよくて、やっぱり大好きです(もういいって)。浅黒い肌の色も似合うし、しょっぱなの赤い衣装はどうかと思うけど(それでもかわいいけどね)、フラメンコの衣装も似合うわ。スタイルいいわ。顔ちっさいわ。イサベラ切ないわ。報われないと知りつつも、主人公を愛し、ラストは身を引く。宝塚の典型的ないい女系ヒロイン。今の時代に合ってる会ってないの問題じゃなくて、宝塚ってそういうもんなんだろうね。愛短のローラもその系譜だし。ウメちゃんは、その表情からも声からも、もう全身から、フェルナンドを愛してるというのが伝わってきました。相手も自分を愛してくれているけど、ずっと一緒にいられるわけではないこともわかっているという(最初から身を引く決意をしてるもんね)。現実ではありえんくらい、ピュアピュアで、でもそれが成立する宝塚は面白い。ウメちゃんも、ちゃんとその「宝塚」の文脈に入り込んで、そしてきらきらと輝いていました。いい娘役さんや。ほんとに。ダンスの場面は超かっこよかったです!当然!
・『バレンシアの熱い花』は思ったより、あっさりしてました。もっとこってりラブロマンスかと思ってた。言い方悪いけど、イサベラは、フェルナンドを愛することしかやることがないねん(ありがちな宝塚ヒロイン)。でも、フェルナンドには父の仇をとるために、悪徳領主を倒さなければならないのな。『追憶のバルセロナ』のイサベルは、一緒に戦ったけど、イサベラは待つのみ(『追憶〜』のポスターは、アントニオとイサベルが並んで走ってたもんね。今回のポストカードは、イサベラはフェルナンドに寄り添ってるし)。。しかもフェルナンドには、婚約者(汚れなき少女マルガリータ)がいるのよね。でも「愛してる」「君への想いは変わらない」とか言うねん。アホか!イサベラの優しさに甘えてるとしか思えん!(どこまでも、イサベラの味方です)(さっきの宝塚とはそういうもんだっていうのはナシで)「私のイサベラも死んだ」っていうラストのセリフも、考えてみれば自分勝手よね。あたしなら、あんな男許せないよ…
・ゆうがさん(作為2)は、けちょんけちょんに言っちゃったフェルナンド。ああ、でもかっこいいですな。日焼けして帰ってきた設定の割には、相変わらず白いけど★ラストにオケ無しで歌い出す、「瞳の中の宝石」がちゃんと歌えてて一安心wでもお芝居より、ショーの方が素敵でした。きらきらやんちゃなタニさんが見られて。
・蘭とむ!そして七帆!かっこよすぎてびっくりするわ!
・蘭とむくんは、ワタシの好きな感じの蘭とむくん。ちょっと短気だけど、情に熱い。あと浅黒肌似合うね。惚れるよ。イサベラが、フェルナンドを心配して来てみたけど、屋敷に入れないって泣いて、ラモンの胸に顔をうずめる時、手を震わせながら彼女の背を抱くんよね。もう、ギュッてしちゃえよ!自分が大切にしてる美しいものを、ちゃんと守ろうとするのが蘭とむくんのいいところです。きっと、アリスちゃんのことも大切にしてたよね…(涙)
ロドリーゴはみっちゃん。よっ、実力派!まちゃみちゃんを抱きしめて、客席側を見る時の表情にゾクゾクする。みっちゃん×まちゃみの「瞳の中の宝石」のデュエットが、大人っぽくて美しかった。
・蘭とむとみっちゃんの役替わりは、観る前はどうでもいいと思ってたけど、ごめんなさい。逆も是非観たいです。
・エリコちゃんは、見た目が好きv かっこいいv イジリがいがある感じの人よね。それにしても、父親があの人とは…母親がよっぽど長身じゃないとありえへんって!!
・まちゃみちゃんは、大人女力(おとなのおんなぢから)をかなり高めてきた感じです。そうして生き残れ、美羽あさひ!!地味じゃない、実力派なんよ、あなたは。みっちゃんのとこでも書いたけど、大人っぽくて美しい。夫レオノール公の最低な取り決め(ロドリーゴを、私の養子に迎えよう。って、あたしロドリーゴの母親じゃん!)に壊れそうになりながら、耐えて最後は死を選ぶ。悲しくて美しかった。
・ともちんはレオノール。声に迫力がないのは残念だけど(これは、いりすくんにも言えるよね)、身体能力の高さが素晴らしいのよね。殺陣が宝塚にしては決まるもん。みっちゃん、蘭とむくんもやけど。
・いりすくんに攻撃されたら負け確定。だって、超強そうやねんもん。
・たっちんは役者やのう。あんな可憐で可憐で可憐なたっちんを初めて見たよ。びっくりするくらいかわいらしかったもん。
ドン・ファンえりこの部下たちが、誰が誰か全然わかんないけどイケメン揃いでした。恐るべし宙組
・ミキちゃんがちゃんと使われてた!(役はあんまりなかったけど、歌手として)良かった。
・アリスちゃんの声が、あんまり聞こえない…声ちっさくない?まひるちゃんみたいで、かわいくて好きなんやけどなー。
・大海あっこさんがついにキタ。酒場の女で、目立って踊ってはりました。タニさんの甘い声に合わせても踊らはるし。やったね!

・ショーのプロローグは、何かの宗教かと思って半笑い。「コスモ!コスモ!」
・ショーのテーマは星めぐり(宇宙を旅して見聞を広め、立派な王子になろう☆)。ちょうど宮沢賢治作品集を読んでるので、より楽しめた感が。まあ、きらきら藤井大介ショーでした。宙組若いからな!って思って作ったやろ?
・ウメちゃんは、プロローグのアメユキみたいな衣装から始まって、全部衣装かわいくて似合ってました。「火星」かっこよすぎる!あのかつらも素敵。男役を引き連れて、センターでガンガン踊らはるんですが、もうね、惚れるよ!誰よりもかっこいいもん。「木星」のセクシードレス(あのデザインいいよねー)もきれいに着てはるし。全場面いきいきしてはって、見てて嬉しくなる。「土星」では、生きてる喜びを全身で表してはるし(絶望→再生への希望もダイスケショーよね)。


力尽きた…また今度。。