お話することはたったひとつ

京都劇場で『EVITA』観劇。四季観るのは久しぶり(夢醒め以来よね)。

・『EVITA』はマドンナ主演の映画を見たのみ。マドンナの悪女っぷりとバンデラスのセクシーさ(何てかっこいいの☆民衆を煽動する感じとかv)、暑くて砂埃が舞うブエノスアイレス、あとロイド=ウェバーの音楽が印象的でした。
・ヤオヤ舞台で大変そう…箱を置いて、それを使ってダンスするとことか、どうやって固定してるんやろうと思ったり。
・歌ばっかりなので、四季独特のセリフまわしは気にならず。こういう作品だと、イライラしなくて観られるからいいよねw 「永遠」を「えええん」って歌ってたのは引っか
かったけど。
・ダンスシーンは、なぜか『マンマ・ミーア』を思い出した。真ん中集まって、また離れてっていうのがかな。アルゼンチンの暑苦しさみたいなのはなかったです。カラっと明るい感じ。
・2幕目は、「アルゼンチンよ泣かないで」の後はちょっとダレるかも…ペロンでさえ、
エヴァから離れてく感じがあんまり伝わってこなかったし。1幕は、彼女がガンガンのし
あがってく感じが、ワクワクするんやけどね。
・タイトルロールの井上智恵さんは、小柄で日本人顔なので、♪取り柄はセックスだけ〜 な「悪女」には見えなかった(写真で見ただけやけど、オリジナルのパティ・ルポンも06-07ロンドンキャストのエレーナ・ロジャーも派手やしさ)。マドンナも、見ててムカつくくらいののし上がりっぷりやったし。井上さん、普通やから、むしろ「頑張れ!」って思った。マガルディに無理矢理言い寄るうっとおしさは良かったけど(誉めてます)。歌は迫力あった。「ニュー・アルゼンチーナ」のペロンを奮い立たせるとことか。
・チェは芝さん。芝さんって、ずっとこの役やってはる人やっけ?狂言廻しで、出ずっぱり歌いっぱなしなんやけど、声量あるしかっこいいしうまいなーと。マドンナ×バンデラスは、もっと色っぽかったので、四季もそれくらいの勢いできてほしかったけど…
・ペロンは渋谷智也さんて方。うーん、イマイチ。。声量が…弱気なペロンっていうのは伝わってくるけど、民衆のコーラスで声が聞こえないのはどうなんやろう。。
・アンサンブルに、七星きらさんが!「鳥原如未」さんってそうやんね!(あの字で「ゆきみ」と読むのか)四季に入団してはったんやね。エヴァの家族とか、貴族とかで出てはって、めっちゃ注目して見たよ。歌うまいし、頑張ってほしいなー☆
・貴族のアカペラ曲が好きでした。すました感じで、エヴァをバカにするの。井上さんが力強く歌うのと対照的で面白い。あと、♪最初から恋じゃなかった〜
エヴァとペロンは、ほんとに最初から利用するだけのために近づいたんやろうか…あくまでミュージカルで、お芝居なんやけど、それだけの関係って寂しすぎる。。